磁気消去処理(オンサイト・オフサイト)

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破砕処理

磁気消去処理とは

強い磁力で磁気データを一方向に揃え、データの瞬間消去を行います。

磁気消去のしくみ

強い磁力で磁気データを一方向に揃え、データの瞬間消去を行います。

記録された信号の模式図
 図1 記録された信号の模式図

図1は、ハード・ディスクの記録媒体に記録された信号の模式図です。信号を記録する際には、保磁力より大きい外部磁場をヘッドで発生させ、プラッタ上の微小磁石を1つずつ着磁します。微小磁石はヘッドによる外部磁場の影響により向きを変えデータとして記録されます。この様に、磁化されると磁化の方向は半永久的に保持され、データの記録・保存が可能になります。

消去の模式図
図2 消去の模式図

次に、図2の様に記録時のディスクの保磁力より大きい外部磁場をディスク全面に印加すると、微少磁石はすべて外部磁場の方向に磁化され、記録された信号は無くなります。この様に記録媒体に保磁力より大きい外部磁場を印可すると、記録されていたデータは完全に消滅します。

磁気消去マシンでは3.5インチHDD14個をわずか30秒間で完全消去します。オンサイト・オフサイトどちらでも処理が可能です。